フランスで新年に食べる「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)」とは、「王様のお菓子」の意味です。親しい人だちと切り分け、当たりの印「フェーブ」が入っていたら幸福か訪れるといわれています。
「ガレット・デ・ロワ」を食べる習わしフランスではもともとキリスト教の祝日・公現祭の1月6日に行われてましたが、現代では1月中に食べることが多いです。
その起源は古代ローマの祭りや11世紀フランスの教会の行事など諸説あります。
実は、「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)」の「ロワ(Rois)」は、最初にイエス・キリストを礼拝した「東方三賢人」「東方の三博士」と呼ばれる三人の王を指すもの。
東方三賢人
まさに「ガレット・デ・ロワ」が公現祭を象徴する伝統菓子であることがわかります。
今は日本国内でも広まり、1月いっぱい多くのお店で購入できるようになりました。
陶器などのフェーブが入ったピースが当たった人が紙製の王冠を被って王様か女王様となり、1年間の幸福が訪れるという縁起物の「ガレット・デ・ロワ」の切り方は、家族など親しい人が集まる席で切り分け、最年少者が割り当てを決めます。
フェーヴは直訳すると、そら豆という意味です。
そら豆は胎児の形をしている、ということで、古代から命のシンボルとして扱われてきました。
フェーブは様々な意匠がありコレクターも多く、日本では食品用器具類ではなく装飾品などとして輸入されるものもあり、ガレットに入れないよう注意喚起する商社もあります。
「日本流」では、安全性を重視して、誤飲や噛んでけがをする危険を防ぐため、代わりにアーモンドを入れ、当たった人に陶製のフェーブを渡すなどを勧める店も多いです。
一方、フェーブをアーモンドに差し替えることやレシピのアレンジなど和製化に否定的な声もあります。
3,996円(税込)
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